賃貸住宅を探すコツ② ~間取りの見方
皆さんが賃貸住宅を探す際、「間取り」についての希望もよくお聞きします。
単身の方なら「ワンルーム(1R)」「1K」「1LDK」がいい、ファミリーの方なら「2LDK」「3LDK」がいい、といった具合です。
今日は、この「間取り」にまつわるお話をしましょう。
ワンルーム(1R)と1Kの違い
早速ですが、「ワンルーム(1R)」と「1K」の違いをご存知でしょうか。
実は「部屋の入口に扉があるか、ないかの違い」だけ。ワンルームには扉がなく、1Kには扉があるということなのです。全く同じ間取りでも、扉があれば「1K」、なければ「ワンルーム」という表記に。よほど部屋の入口に扉がないと困るという方以外はどちらを選んでも大きくは変わらないという事になります。
もし、立地や予算面で気に入った物件がワンルームで、廊下と部屋との間に仕切りがほしいときは、部屋の入口に突っ張り棒などで簡易的にカーテンを付けるだけでも、玄関から部屋が丸見えになることは防げます。
間取りの「S」表示は何か? いろいろな物件の間取りを見ていると、「2SLDK」や「2LDK+S」、「3LDK+S」と書かれた間取りがあります。さて、この「S」の意味をご存知でしょうか。 「S」は、“サービスルーム”の略。場合によっては“納戸(なんど)”と表記されることもあります。 実際に「S」あるいは「納戸」表示のある間取図を見ていると、ほとんど部屋にしか見えない「S=サービスルーム」や「納戸」もありますよね。これは、建築基準法による規制でほとんど部屋(居室)なのに、“居室として表示できない”ときに「S=サービスルーム」と記載しているものです。
その規制とは、住宅の居室とするためには、「その部屋の床面積の1/7以上の採光に有効な開口部(窓等)を設けなければならない」ことになっています。そのため、窓が小さかったり、窓がないというときは、どんなに部屋が広くても「S」または「納戸」という表示になります。
この場合の「S」は、正直、使い勝手はほとんど居室と同じです。仮に「2LDK+S」や「2SLDK」という間取りだった場合、ほぼ「3LDK」と同じということになります。
こう考えると、これまで希望の間取りとして「3LDK」で探していた方も、「2LDK+S」や「2SLDK」といった間取りも候補になるということです。
物件探しでは、少しでも候補物件が多い方が、気に入った物件に出会える確率が高くなります。「ワンルーム(1R)」と「1K」の違いや「S」表示の意味が分かっていれば、間取りのうえでは、選択肢が広がります。是非、物件探しのときはこの辺を踏まえてみてください。
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