賃貸住宅を探すコツ③　～入居時期

賃貸住宅を探すコツ③　～入居時期 

皆さんもご存知かもしれませんが、賃貸住宅の募集・入居は、毎年1月下旬から3月下旬ごろにピークを迎えます。理由は、大学や専門学校などへ進学する学生の方や新社会人の方の入社・配属など人の移動に伴い、賃貸住宅の需要が増えるからです。その時期は、空家となり募集される賃貸住宅が増える一方で、新たに入居する人も増えるという時期です。

  確かにこの時期は募集する物件の数も増えますが、入居希望者も多いため、皆がいいと思う物件はあっという間に申し込みが入ってしまいます。 

繁忙期である1月から3月に賃貸住宅を探さなければならないのは、入学や入社・配属など事情もあって仕方ないもの。ただ、もし、それ以外の理由で少しでも時期をずらして賃貸住宅を探すことができるなら、年内に引っ越しできるよう早めに動くか、4月ないし5月以降に引っ越すことがおすすめです。 

一方、よく耳にするのが、「今の賃貸住宅の更新が2月だから更新に合わせて探す」というお話。これはもったいない。仮に11月に新しい物件を探して12月に引っ越すとすれば、更新のタイミングより2か月ほど早いだけで、結構いい条件で物件が見つけられる可能性が高くなるからです。

  しかも、なかなか人が動かない（賃貸住宅の入れ替えが活発でない）時期は、不動産のオーナーも不動産会社も入居者を探すことに一生懸命なので、同じ物件でも繁忙期にはない“おいしい条件”が付いていることもしばしば。たとえば、フリーレントが付く、礼金がない、家賃が少し安くなっているなど。そのほか、実は、繁忙期をはずした時期では、家賃交渉も通りやすい。物件によっては、数千円下がることも。 

  また、逆に少し遅らせてゴールデンウィーク明けに引っ越しするタイミングに探すのも悪くありません。入学や入社のために引っ越す場合でも、あえて繁忙期を避けるために一時的にウィークリーやマンスリーのマンションを借りて、時期をずらして賃貸住宅を探してみるのもありです。希望するエリアのウィークリーやマンスリーのマンションを借りて生活を通勤や通学を体験してみて、それから気に入ったところに賃貸住宅を借りてもいいかもしれません。

　いずれにしても、引っ越しの理由や時期が許すなら、繁忙期となる1月から3月を避けて賃貸住宅を探す方が、ゆっくりと希望にあった物件を選べるので、一度検討してみてはどうでしょうか。 

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