2019.10.31 05:31賃貸住宅を探すコツ⑩ ~ロフト賃貸住宅を探すコツ⑩ ~ロフト 賃貸住宅、特にワンルームや1Kといった単身向けのアパートの間取りでよく見かけるのが「ロフト」です。今日はこのロフトのお話です。 まず、ロフトとは、簡単に言ってしまうと「屋根裏部屋」のことです。ロフトは天井を高くして部屋の一部を2層式にした上部スペースの部分をさします。使い方は自由なので、収納はもちろん、一戸建ての広いロフトなら、書斎やアトリエ、子供部屋に利用することもできますし、ワンルームや1Kだとベッドルームや収納、書斎のような使い方が多いようです。 また、高さ1.4m以下の屋根裏部屋(ロフト)は建築基準法では、延床面積にカウントされないので、建築できる建物の面積に制約がある中で空間を有効活用できるというメリットがあり...
2019.10.29 05:21住宅選びのコツ③ ~マンション単価住宅選びのコツ③ ~マンション単価 マンションを検討するとき、知っておきたい指標が「マンション単価」です。不動産業界では、マンションの価格を比較する際には、この指標を使っています。計算は非常に簡単で、「マンション単価=販売価格÷専有面積(坪)」で求めることができます。 マンションの価格だけを見ていても立地や築年、専有面積など条件がバラバラで単純に比較することができません。そこで、面積については統一して、坪あたりの“単価”を用いて比較するのです。たとえば、価格は同じ4,000万円の3LDKの物件といっても、駅徒歩3分の物件と徒歩15分の物件では、広さや築年など条件が違ってきます。これを単価にすることで、“条件による差”を数字(単価)で見ることができるよう...
2019.10.28 07:44賃貸住宅を探すコツ⑨ ~アパートとマンションの違い賃貸住宅を探すコツ⑨ ~アパートとマンションの違い 今日は基本的なお話です。初めて賃貸住宅を探される方には今一つ“アパート”と“マンション”の違いがわからない方もいらっしゃるでしょう。アパートとマンションの違いは、実は厳密に区別する決まりみたいなものはありません。慣例的に木造の共同住宅はアパート、鉄骨造や鉄筋コンクリート造あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造の共同住宅はマンションとなっていて、これを覚えておけばほぼ問題ありません。 ただ、ごくに稀に、構造は木造で、慣例的には本来“アパート”と表記すべき物件であるにもかかわらず、“マンション”と表記されている見た目がマンションぽい物件(実はアパート)もあるので、注意した方がいいかもしれません。 アパ...
2019.10.27 03:00住宅選びのコツ② ~再販物件住宅選びのコツ② ~再販物件 マンション、一戸建てとも中古物件を選ぶメリットとして最も大きなものは、「価格」でしょう。同じような立地、規模であれば、新築と比べて確実に安い。ただし、その分“建物”や“設備”については古く、新築物件の持つ洗練さや先進性は望みにくいもの。 そうした中古物件の難点である“使用感”や“設備の古さ”を払しょくして、購入しやすくした「再販物件」が人気となっており、以前に比べて物件数も増えています。 ちなみに、「再販物件」とは、不動産会社などが個人の所有者から住宅を買い取り、一定のリフォームを施してあらためて市場で販売(再販)している物件のこと。一戸建てよりもマンションで多く、物件によってはフルリフォームされて室内はほぼ新築と変わらな...
2019.10.26 08:21賃貸住宅を探すコツ⑧ ~入居条件賃貸住宅を探すコツ⑧ ~入居条件 賃貸住宅にはさまざまな入居条件があります。家賃や管理費、礼金や敷金などお金に関する条件も重要ですが、入居者にとっては、「2人で住めるのか」「ペットは飼えるのか」「楽器は使用できるのか」といった条件も家を選ぶときには非常に重要ですね。 これらの条件は賃貸住宅の募集図面(業界ではマイソクともいいます。)に書かれています。大きく目立つように書かれていることもあれば、概要欄に小さな文字で書かれていることもあります。こうしたいくつか代表的な入居条件についてご説明します。・2人入居可 「2人入居可」と記載がある場合の“2人”とはどういう関係の2人を指しているのでしょうか。実は、この点が微妙です。夫婦2人、婚約者の2人、兄弟姉妹の2...
2019.10.24 08:35中古物件を選ぶメリット① ~立地中古物件を選ぶメリット① ~立地 マンション、一戸建てとも中古物件を選ぶメリットとして挙げられるのが、「立地」です。たとえば、マンションを新築するにはまとまった土地が必要で、住みたいと思う場所に新築マンションが建設されるとは限りません。しかも、すでに栄えている駅周辺となればなおさら土地の確保が難しく、新築マンションが建てられる可能性は低くなります。その点、中古マンションは過去に分譲されたマンションが中古として市場に出てくるので、気に入った場所(立地)から物件が出てくる可能性があります。 同様に新築一戸建ても建売住宅では、なかなか希望の立地に建売住宅が販売されるとは限りません。 物件の購入を検討している方に「立地」の希望を聞くと、「○○駅徒歩10分以内」...
2019.10.21 03:2011月16日(土)開催予定セミナー タイトル:住宅購入での「相談事項トップ10」にお答えします 賃貸住宅選びから自宅のマンション購入はもちろん、不動産投資に関する著書のある不動産コンサルタントの秋津智幸氏の講義によるセミナーを開催します。 今回のセミナーは、ご自宅の購入を検討されている方はもちろん、賃貸住宅にするか、購入するか悩んでいる方など、新居について悩んでいる方にとってお役に立つ内容となっています。本セミナーでは、書籍やインタイーネットのコラムなどでは語ることのできない実際のお話も交えて講義していただきます。 お申し込みは予約制となりますが、参加費は無料ですので、新居など不動産のことでお悩みの方は、この機会に是非ご参加ください。なお、先着順の申し...
2019.10.21 03:09不動産セミナー開催来月より不動産に関するセミナーを開催することになりました。投資用不動産のセミナーだけでなく、自宅用住宅の購入から賃貸住宅の選び方に至るまで様々な不動産に関する情報を講義という形で発信することで皆様のお役に立てればと思いますので、興味がありましたら是非ご参加ください。
2019.10.20 06:02賃貸住宅を探すコツ⑦ ~保証会社賃貸住宅を探すコツ⑦ ~保証会社 前回は賃貸住宅への入居時に必要となる「連帯保証人」のお話をしました。今回は連帯保証人の話に関連してよく耳にする「保証会社」の話をします。 賃貸住宅の入居条件として<保証会社必須>といった物件が増えていますが、まず「保証会社」とはどういう役割なのかをご紹介します。 保証会社とは、賃貸保証会社や家賃保証会社とも呼ばれ、基本的に“連帯保証人の代わり”と考えていいでしょう。前回ご紹介したように「連帯保証人」は特に恩恵を直接受ける訳でもないのに、非常に責任が重いので、家族など本当に限られた人にしか頼むことができないものです。しかし、責任が重く家族にも頼みづらい、家族が高齢でそもそも頼めないなど、連帯保証人を立てること自体のハード...
2019.10.19 05:41住宅と火災保険 ~災害への備え(地震編)住宅と火災保険 ~災害への備え(地震編) 先日の台風19号による被害は日が経つにつれてその被害の大きさが判明してきました。NHKの報道によれば、今回の災害で亡くなった人は79人、行方不明者11人となり、堤防の決壊は、71河川の128か所にも上っています。被災された方にはあらためてお見舞い申し上げるとともに一日も早い復旧と復興を願うばかりです。 前回のお話では火災保険のうち、今回のような台風などの「水害」に関することをお話ししましたが、日本では「地震」への備えも欠かせません。そこで今回は前回の続きとして「地震」に備えるための保険のお話です。 日本全国どこにいても大きな地震が発生する可能性があると言われており、過去を振り返っても北海道から沖縄まで大きな...
2019.10.18 02:18賃貸住宅を探すコツ⑥ ~連帯保証人賃貸住宅を探すコツ⑥ ~連帯保証人 賃貸住宅への入居時に必要となるのが、連帯保証人です。連帯保証人とは、債務者、つまり賃貸住宅では家賃などの支払い義務を負っている契約者本人が支払いを何らかの理由で怠った場合、債務者の代わりに支払いの義務を負う人のことになります。 また、「保証人」と「連帯保証人」では、義務を負う範囲が異なり、連帯保証人の方が負担する義務が重くなります。その違いを少し整理すると、以下のようになります。 (1)債権者(賃貸住宅では貸主)が賃料等の請求を保証人または連帯保証人にしてきた場合。 「保証人」は「先に債務者(契約者)に請求してください」と主張できます(これを「催告の抗弁権」といいます)が、「連帯保証人」はこうした主張をすることができ...
2019.10.17 05:18住宅と火災保険 ~災害への備え(水害編2)住宅と火災保険 ~災害への備え(水害編2) 今月(10月)は、首都圏を15号と19号の2つの台風が上陸し、ともに甚大な被害を及ぼしました。台風15号では特に強風による家屋や送電網への被害が多く、台風19号では数十年に一度と言われる豪雨により、河川の氾濫や内水(上下水管)を原因とした浸水が大きな被害をもたらしました。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げるとともに一日も早い復旧と復興を願うばかりです。 この2つの台風被害の状況を目の当たりにして、あらためて自然災害に対して人は太刀打ちできないと痛感させられました。こうした自然災害に対する備えとしてできることは、日ごろから避難経路や避難先を確認して、命を守ることが第一です。次に、非常時の食料の備蓄や備品を備え...